ノルディックウォーキングとは

クロスカントリースキーの選手たちが、夏の間の体力維持・強化トレーニングとして行っていた 「スキーウォーク」を、ポールを使った簡単な歩行運動として紹介されたのが「ノルディックウォーキング」。
フィンランドでの発表後、たちまちだれでもできる運動として広まり、現在ではドイツ、オーストリアなどヨーロッパを中心に人気が高まっています。
季節を問わずだれでも簡単に始められ、しかも5~10分の運動でエクササイズ効果を実感。
専用のポールを使用するウォーキングは、効果的な”有酸素運動”として、下半身だけでなく腕、上半身の筋肉などの全身を使うエクササイズになります。
ポールウォーキングとノルディックウォーキングの違い
ポールウォーキングとノルディックウォーキングの違いは、大きくわけて3つあります。

① 歩き方
② 効果
③ ポール
この3つの違いを、それぞれ詳しく説明します。
①「歩き方」の違い

ポールウォーキングは、ポールを体の前に突く「前方スタイル」という歩き方です。
ノルディックウォーキングは、ポールを体の後ろに突きながら歩く「後方スタイル」という歩き方です。
②「効果」の違い

ポールウォーキングとノルディックウォーキングは運動量が違います。
なので、自分の体力や目的に合わせて選びましょう。
より運動量が多いのは「ノルディックウォーキング」です。
ノルディックウォーキングの効果

ノルディックウォーキングは、もともとクロスカントリースキー選手のトレーニングとして使われていたくらいなので、びっくりするほど速く歩けます。
下記のような方におすすめです。
- 本格的にスポーツを楽しみたい人
- カロリーをたくさん消費したい人
ポールウォーキングの効果

ポールウォーキングは、長野県の整形外科医によって開発されたもので、 足腰への負担を軽減しながら歩くことができます。
下記のような方におすすめです。
- 気軽に運動したい人
- 始めたばかりの人
「効果の違い」のまとめ

ポールウォーキングは、足腰の負担を軽減し歩ける
ノルディックウォーキングは、運動量が多い
③「ポール」の違い
ポールウォーキングとノルディックウォーキングは、ポールの形が違います。
違うのは「持ち手の部分」と「地面に突く先端部分」です。
持ち手(グリップ)の違い

ポールウォーキングは、手を横から差し込み、握るだけ
ノルディックウォーキングは、ストラップに手をしっかり固定する
ノルディックウォーキングは、なぜしっかり固定するのかというと・・・

腕を後ろに振った時に手を離して、前に戻した時には握る。
という(慣れるまでは)少々難しい使い方をするためです。
地面につく先端部分(先ゴム)の違い

ポールウォーキングとノルディックウォーキングでは「先ゴム」の形が違います。
ポールウォーキングは接地面が丸くなっていて、360度どこでも突いて歩ける
ノルディックウォーキングは接地面が斜めになっていて、後方に突いた時にしっかり接地する
ポールウォーキングとノルディックウォーキングとの違いは「歩き方」「ポールの使い方」にあります。 クロスカントリースキーのトレーニングとして開発されたノルディックウォーキングは、より体に強い負荷をかけ、 高い運動効果を目指すウォーキングスタイルです。ご自身の目的にあわせて選択しましょう。
